肝硬変の看護実習の事前学習での書き方とポイント       7選 根拠付き

事前学習これ見て

こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。

このブログは記事をそのまま書き写せば看護実習の事前学習が完成するブログです。

ただでさえ忙しい看護学生さん。学内実習の事前学習に、臨地実習の事前学習。。看護学校は事前学習地獄ですよね。

実習が始まれば、毎日の日誌、記録、行動計画に、目標・・記録に評価、カンファレンスの準備と本当に睡眠時間が確保できないほど・・

この、無理やあブログを活用して、事前学習を仕上げて少しでも時間を確保してくださいね。

今回のテーマは肝硬変

疾患や検査、治療、看護のポイントを踏まえながら、実習の事前学習に使えるようにまとめます。では、行きましょう。

『肝硬変』!!!

※肝臓については下の画像をクリック👇

肝硬変とは

・肝硬変とは、肝臓が硬くなる疾患である。

・肝硬変とは、肝臓が線維化により硬くなり、肝機能が低下してしまう病態。

・肝硬変では、門脈圧亢進がみられる。 根拠肝硬変などの原因により門脈血の流れが妨げられ、門脈内の圧が20㎝H₂O以上に上昇するため 

アルブミンの生合成障害により血漿成分が血管外へ漏出し、腹水浮腫などを呈する。 根拠アルブミンが減ると、水分を血管の中に引き留めておく力が弱まるため、府腹腔であれば腹水、末梢であれば浮腫の原因となる。

・腹水や浮腫などを呈すると、代償的に尿量が減り、腸管の動きも悪くなるため、便秘になる。

・門脈圧亢進により門脈系の側副血行路が発達し、食道静脈瘤痔核腹壁静脈の怒張(メデューサの頭)が形成される。

・肝硬変では、消化管じゃら吸収された栄養素を代謝できなくなるため、易疲労感などが起こる。根拠:肝臓に余った栄養素を脂肪やグリコーゲンとして溜めて、必要な時に分解する機能が障害されるため。

食道静脈瘤の治療

食道静脈瘤(未破裂の治療)

内視鏡的硬化塞栓療法(EIS):内視鏡で静脈瘤を確認しながら、その中に硬化剤を注入する

内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL):静脈瘤の血管をしばる

食道静脈瘤(破裂の治療)

・内視鏡で出血部位を確認できたら、食道にS-Bチューブ(バルーンつきのチューブ)を入れ、圧迫止血する。


肝硬変の腹水の原因

門脈圧亢進により血漿成分が腹腔へ流出する。

アルブミン合成低下により膠質浸透圧が低下する。

腹水の治療

安静により血流量と血流量の増加を図る。 看護のポイント:同一体位を長時間とらないようにする。腹水にて呼吸苦がある場合は、ファウラー位をとる。根拠:横隔膜が降下、肺が拡張し呼吸が楽になるため。

水分塩分制限

アミノ酸製剤やアルブミンの補給、利尿薬などの投与を行う。

腹腔穿刺上記の治療に反応がない場合) 看護のポイント:体位は半坐位(ファウラー位)でバイタルサインを定期的に測定しながら、血圧低下顔面蒼白の有無の観察


血液凝固

・血液凝固因子の多くは肝臓で合成されており、肝硬変での血液凝固因子生成低下により出血傾向易出血状態)となる。 根拠脾臓は不要になったり、古くなった血球を破壊するが、その脾臓が腫れ脾腫になると、脾機能の亢進が起こり汎血球減少になり、出血傾向なる

ビリルビンと黄疸

黄疸

眼球皮膚黄色くなることを黄疸という 根拠:ヘモグロビンの分解産物である、ビリルビン(直接・間接)の排泄障害によるため。

・赤血球中のヘモグロビンが代謝されて間接ビリルビンが生成され、肝でグルクロン酸抱合を受け直接ビリルビンとなって胆汁中に排出される

・新生児の生理的黄疸の場合は、肝細胞でのグルクロン酸抱合の能力がまだ弱いため、抱合前の間接ビリルビンの血中濃度が上がることでおこる。

・血球が壊れて多くのヘモグロビンが分解されて起こる溶血性黄疸では、間接ビリルビンが増加する。

・肝硬変では直接ビリルビンの肝細胞から胆管への排泄障害により、まず、血中直接ビリルビン濃度が上昇する。

肝性脳症

血中アンモニア(NH₃)値の上昇により意識障害や精神症状を起こした状態が肝性脳症である。根拠肝臓の解毒能低下によりアンモニアなどが蓄積するため。


肝性脳症の症状

手指振戦見当識障害、反応の鈍化、意識混濁、羽ばたき振戦、けいれん、昏睡など。

肝性脳症の治療

・輸液やラクツロースの内服(不可能な場合は浣腸)、または腸内細菌の増殖を抑える目的で難吸収性の抗菌薬(カナマイシンなど)を内服する。

肝性脳症の予防

便通の調整(便秘にならないようにする)、良質なたんぱく質の適量摂取などを行う。


肝臓の検査

①血液生化学検査・肝炎ウイルス検査 

ASTALTLDHの上昇 

肝炎ウイルス抗原・抗体、あるいはウイルス量そのものの定量

②腹部超音波(エコー)、CT、MRI

・肝硬変、脂肪肝、腹水、がんなどの判別に有効

③腹部血管造影

・大腿動脈からカテーテルを挿入し、造影剤を入れて肝臓の状態をX線で映して調べる検査。

④腹腔鏡、肝生検


最後に

今回は肝硬変についてまとめました。看護実習の事前学習に是非いかしてくださね。

今日もいってらっしゃい!!では、また!!

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