脳と神経の解剖学を看護実習の事前学習ノートで書くべきポイント4選 

脳神経

こんにちは。現役看護師の無理やあブログ管理者の無理やあです。

この無理やあブログは、記事をそのまま書くだけで看護実習の事前学習が仕上がるブログです。

今回のテーマは『脳と神経』。脳や神経のはたらきについて、まとめます。大脳、小脳、脳幹、間脳、脊髄の構造や、脳の各部の働きなど事前学習すぐに教科書が出せない場面なんかで使ってください。

では、いきましょう!!『脳と神経』の解剖学的まとめ

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脳と神経

・頭蓋骨の中にがあり、脳から伸びた脊髄が背骨(脊椎)のなかを通って、そして脊髄からさらに神経が伸びている。

・神経系は解剖学的にみると、中枢神経系末梢神経系に分かれる

・中枢神経系は脊髄のこと。

・末梢神経系には脳から直接出る脳神経や脊髄から出る脊髄神経がある。


神経系の解剖学的分類

中枢神経系・・・末梢からの刺激を統合・管理する。記憶情動意思決定などの機能をもつ。 

末梢神経系・・・運動や感覚を司る体性神経系と、循環、呼吸、内分泌、体温調節などの生命活動にかかわる自律神経系から成る。

中枢神経系の構造

・脳は人体の中ではかなり大きな臓器で、強固な頭蓋骨で守られており、約1.4㎏ほどの重さがある

・脳と脊髄は外側から順に「硬膜」「くも膜」「軟膜」という3層の膜に包まれている

・脳は「大脳」「小脳」「脳幹」の3つに分類される

大脳

・大脳は左右に対をなす大脳半球から構成される

・左右の大脳半球は脳梁と呼ばれる、左右を連絡する神経線維でつながっている

・大脳半球は表面に灰白質(大脳皮質)があり、その下に白質(大脳髄質)がある

灰白質は神経細胞の細胞体の集合で、主に運動および感覚機能、記憶、思考、言語、記銘などの機能を担っている。

白質は神経線維の束で、錐体路などの神経伝達路となっている。

小脳

・小脳は大脳の後下部に位置しており、小脳も大脳と同様、左右の小脳半球に分かれている

・小脳は身体の平衡を保ったり、皮膚や筋肉の感覚器からの信号を受け、全身の協調運動の調整などを行う機能をもっている

脳幹

・脳幹は大脳と脊髄を結ぶ領域

循環中枢呼吸中枢など、生命の維持に重要な役割を担う中枢がたくさん存在しているのも特徴

・脳幹は具体的には「中脳」「橋」「延髄」の3つの部位に分けられる

間脳

・間脳は「視床」「視床下部」からなり視床下部は下垂体を支配する

脊髄

・脊髄は延髄に連なり脊柱管の中を通り、第1~2腰椎あたりまで伸びている

・計31個の小節に分かれており、運動神経感覚神経が出入りしている


脳の各部位の働き

大脳

・全身からの感覚情報を受け入れ、記憶思考判断を行い、全身に指令を送り出す、言語中枢がある

・大脳の一部が損傷して言語や行動、記憶など高次の機能に障害が起こった状態を高次脳機能障害という

脳幹

●視床 感覚情報を大脳皮質の感覚野に中継するほか、運動野への投射により姿勢や運動を調整する

●視床下部 本能行動(摂食・飲水など)を起こしたり、体内環境を調整する。体温の恒常性を保つ(国試)


小脳

全身の協調運動を調節する。身体の恒常性を保つ

脳幹(中脳・橋・延髄)

・生命維持の中心で、自律機能を調節する部位であり、循環中枢、呼吸中枢(国試)、嚥下中枢、排尿中枢などがある

最後に

脳の各構造や働きを理解することで、ぞれぞれの疾患やその特徴、根拠を理解することができます。

今回は脳の解剖生理だけにしました。

次回の記事ではその疾患を書いていきます。


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