小児看護実習の事前学習ノートに書くべきポイント

小児看護

こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。

この無理やあブログは、記事をそのまま書いてもらえば看護実習の事前学習ノートが仕上がるブログです。

事前学習は、看護実習には提出が欠かせないものです。しかも・・なのに!!普段から何かしらの課題やレポート提出に追われる看護学生さん、この無理やあブログはその事前学習を仕上げるために活用できます。

無理やあ!!事前学習・・無理やあ!!という看護学生さんは是非見て活用してください。

今回のテーマは『小児看護実習の看護実習の事前学習ノートに書くべきポイント』です。

今回の記事では、 成長曲線カウプ指数ローレル指数肥満度小児の睡眠腹式呼吸と胸式呼吸児の誤飲について書いています。

小児実習は、小児の成長と発達を理解していることを前提として学ぶことが必要です。理解できていることで、受け持ち小児の看護計画も立案しやすいです。小児の成長と発達を理解しておくという事は、事前学習も必要なので、今回も簡単に記事にまとめました。

病院での小児実習、保健所での実習それぞれに活かすことが出来ると思います。

小児の成長と発達に関しては、国試でも多く出題しています。

では、さっそくいきましょう!!

※あわせて読んで👇 『小児の成長と発達 看護実習の事前学習ノートに書くべき項目7選 根拠付』

1 成長曲線(身体発育曲線)

・成長曲線とは、何か月の時に身長や体重がいくつかだったかを記録し作るグラフのこと。

・母子健康手帳に記入するページがある。

s0219-3b.pdf (mhlw.go.jp) 厚生労働省HPより

パーセンタイル値

・パーセンタイル値とは、例えば同じ年齢の児が100人いた場合、その児が一番小さい児から数えて、何番目かというもの。全国平均をもとに数値が算定されている。

・計測値を小さいものから大きいものへと順に並べ、全体を100として小さいものから数えて何番目であるかを表したもの。

・真ん中の児は下から50番目。つまり、50パーセンタイルということになる。

・パーセンタイル値は10以上90以下の範囲内にあれば正常とみる。

3未満および97を超える場合は発育の偏り10未満および90を超える場合は偏りの疑い、として経過をみる。

・発育の悪い児が、その後、状況が改善することで成長の速度が上がり、標準的な成長に追いつくことをキャッチアップ現象という。


2 カウプ指数

・カウプ指数とは、乳幼児の体格が痩せすぎや太りすぎではないか確認するための指標。(国試)

3 ローレル指数

・ローレル指数は、学童期以降の体格の指標として用いられる。(国試)

●計算式

・(体重g・身長cmの場合):体重(g )÷身長(cm)³×10⁴

・(体重kgの・身長mの場合):体重(kg)÷身長(m)³×10

4 肥満度

・乳幼児期、学童期とも、肥満の評価には肥満度という指標を用いる。

・計算式:[{実際の体重(kg)-標準体重(kg)}×100]/標準体重(kg)

・肥満判定は幼児期15%以上学童期20%以上

・小児の肥満では、成人の肥満に移行しやすいことが問題になる。 (国試)


5 小児の睡眠時間

・新生児:20~22時間

・乳児:16~20時間

・幼児:12~16時間の睡眠が必要

2~3歳を過ぎると、夜にしっかり睡眠をとることが出来れば、昼寝を必要としない児もいる。重要なのは、1日に必要な睡眠がとれているかということ

レム睡眠・ノンレム睡眠

・レム睡眠は、身体の睡眠といわれ、骨格筋は弛緩しているが脳はある程度活動しており夢を見るのがレム睡眠。 (国試)

・ノンレム睡眠は、脳の睡眠といわれ、脳の活動は低下しているが身体はある程度活動している。 (国試)

・胎児はほとんど眠って過ごしており、その睡眠の大半がレム睡眠であるといわれる。

・レム睡眠は成長に伴い次第に少なくなり、健常新生児では睡眠全体の約50%から、生後半年には約30%に減少し、その後、青年期には約20%、高齢者では約15%となる。

・1日周期の生理活動の変動をサーカディアンリズムという。

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、主に睡眠中の乳児に起こる原因不明の突然死のこと。原因は、うつ伏せ寝や、妊婦および養育者の喫煙などが考えられている。 (国試)

・乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク軽減のためには、沈まない布団に仰向けで寝かせることが有効。その他、窒息の予防も兼ねて、柔らかい枕やおもちゃなどを寝ている乳児のそばに置かないようにする。


6 腹式呼吸と胸式呼吸

・新生児~乳児:腹式呼吸

・幼児期後期:胸腹式呼吸

・学童期以降:胸式呼吸

7 子どもの誤飲

生後5~6か月頃から、物を手で持てるようになるため、誤飲の危険が大きくなる。

・口の中に入る大きさのものは誤って飲み込んでしまう可能性があるため、1m以上の高さのある場所に保管するのが望ましい。

・たばこ、洗剤、アルカリ電池、化粧品、薬剤など。

・小児の誤飲の事故で最も多いのはたばこ (国試)

・幼児の口に入る大きさは、51mm×39mmの楕円のもの39mm×39mmの正円のもの


まとめ

指数に関しては、試験や国試などにも出題が多くみられます。また、実習の現場でも求められることがあるので、計算ができるようにしておきましょう。

児の成長の特徴を理解できれば、看護の幅も広がります。ぜひ、活用して下さい。

では、また!!

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