今回のテーマは『肝臓』です。
「沈黙の臓器」とよばれる肝臓は、消化を助ける機能をもった臓器です。肝臓は人体において極めて重要な働きをしているので、しっかりと理解し事前学習で活用してください。
では、いきましょう、『肝臓』について!!
1 肝臓
(1)肝臓は極めて重要な働きをしている
・肝臓は極めて重要な働きをしている。
・肝臓がもし、無くなれば数時間しか生命を維持できず、肝臓は人体の脳の次に大きな臓器で、体重の2%ほどの重量がある。例えば、体重50キロの人で約1キロ。
・肝臓は、胃や腸のように管からなる臓器ではなく、たくさんの細胞が、集まった固形の臓器(充実性臓器)。
・肝臓は肝小葉と呼ばれる直径1~2mmの多角柱体が約100万個集まって構成されている。
・肝臓の凄いところは、80〜85%を切除しても正常に働くことができる。
・手術などで切除しても再生能力が高く、実際に日常使っている能力以上の非常時のための能力(予備能力)も高い臓器である。
肝臓のポイント
①内臓では一番大きい臓器
②固形の臓器(充実性臓器)
③再生能力・予備能力が高い
2 「沈黙の臓器」肝臓
・肝臓は黙って淡々と役割を果たしていて、肝機能の障害による症状が出る頃には、かなり病状が進行している。「沈黙の臓器」と言われます。
(1)肝臓の役割
・役割は大きく
①代謝
②解毒
③胆汁
④貯蔵
⑤血流調整
にかかわる5つにまとめることができる。
(2)門脈
・肝臓には全身から血液にのって、さまざまな物質が運ばれてきて、肝動脈の他に門脈という血管があり、この門脈は、消化器系では肝臓だけにある血管で、消化管から吸収した栄養素などを肝臓に運ぶ。
・胃・十二指腸・小腸・大腸などの消化管の大半と、膵臓・脾臓・胆嚢などを通ってきた栄養の豊富な血液がこの一本の門脈に集まって肝臓に流れ込んで肝臓で処理される。
・門脈からは栄養が、そしてその働きに必要な酸素が肝動脈から流れ込む。2本の血管から血液が流れ混んで、1本の血管から出ていく。
(3)肝臓の主な機能
・肝臓では、エネルギー産生栄養素をはじめとする、さまざまな栄養を代謝したり、有害な物質を分解する。アルコールを代謝することもよく知られている。
肝臓な主な機能
代謝:エネルギー産生栄養素の代謝(糖・タンパク質・脂質)ホルモンの代謝(ホルモン分解・不活化)
解毒:アンモニア、薬物・細菌等の無毒化
胆汁:胆汁の生成・排泄
貯蔵:鉄、ビタミンA、B12、D(脂溶性ビタミン)の貯蔵
血流調節:門脈圧調節
まとめ
①肝臓は代謝、解毒、胆汁、貯蔵にかかわる多くの機能をもつ。
②肝臓には門脈と肝動脈の2本の血管から血液が流れ込み、1本の肝静脈から出ていく。
肝臓のポイントです。
肝臓について理解できましたか!?朝起きて事前学習忘れてた。。うわ!の時、是非事前学習に活用して下さい!
次回は胆嚢と膵臓一気に行きます。
でわ、また!!
肝静脈・肝動脈、、、同じに聞こえる。。無理やあ
コメント