抗精神病薬 看護実習の事前学習ノートでの書き方とポイント3.7選

精神科

こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。

このブログは、記事をそのまま書いてもらえば看護実習の事前学習ノートが仕上がるブログです。

今回のテーマは抗精神病薬です。抗精神病薬には定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬があります。その違いについても記載しています。どんな薬の特徴や副作用、看護のポイント、悪性症候群など事前学習にそのまま使えるようにまとめました。是非活かして下さい!

それでは、今回のテーマは『抗精神病薬 看護実習の事前学習ノートでの書き方とポイント』!!

抗精神病薬

精神科で使用する薬とは

精神科で使用する薬

・向精神薬は精神に作用をもつ睡眠薬や鎮静薬などの総称。乱用すると麻薬と同じような問題が生じるため、『麻薬及び向精神薬取締法』という法律で取り扱いが規制されている。(国試)

抗精神病薬

・精神病に抵抗する薬なので、抗精神病薬である。この場合の精神病は、主に統合失調症のこと。

ドパミン

・ドパミンとは、脳の神経細胞が興奮を伝達するときに働く、神経伝達物質のこと。

・感情や思考の障害、幻覚、妄想といった精神病症状は、このドパミン系の異常によって起こると言われている。抗精神病薬の多くは、このドパミンの作用を抑えるはたらきがある。


定型抗精神病薬

・ドパミン系への作用が強く、陽性症状には効果はあるが、陰性症状にはあまり効果がみられなかった。また、錐体外路症状という副作用がある。

・錐体外路は、身体の動きをスムーズにしてくれる脳の神経路。ここが、障害され身体がうまく動かせなくなる、また勝手に動いてしまうという症状が出る。

定型抗精神病薬の投与でみられる錐体外路症状

●投与開始後初期からみられ症状

パーキンソニズム・・・パーキンソン病様症状(無動、安静時振戦、筋強剛、姿勢反射障害)

アカシジア・・・・・・足がムズムズするなどして、じっとしていられず動き回る

●長期投与にみられる症状    

急性アカシジア・・・・異常な筋緊張により奇妙な姿勢になる

遅発性ジスキネジア・・・咀嚼様運動(口をモグモグしている)、舌の突出・捻転、顔をしまかめるなど


非定型抗精神病薬

・ドパミン系への作用はそれほど強くはなく、セロトニン系など他の神経伝達物質の作用を、共に抑えることで効果を発揮する。これにより、陰性症状にも一定の効果がある。

・ただし、非定型抗精神病薬では体重増加高血糖などの副作用に注意しないといけない。

・オランザピンやクエチアピンなどは糖尿病患者には使用できない

非定型抗精神病薬の服用中の看護

血糖値のモニタリング口喝多飲多尿頻尿などに注意する。

・また、患者に副作用の説明を十分に行い、この様な症状が出たら看護師に伝えてもらうようにする。

・定型・非定型抗精神病薬の共通の危険な副作用、悪性症候群に注意する。


悪性症候群とは

症状・・・40℃の高熱発汗脱水筋強剛など

対応・・・ただちに抗精神病薬の与薬を中止し、医師に報告する。

・悪性症候群は抗精神病薬のほか、抗パーキンソン病薬、抗コリン薬などの服薬治療中や、突然中止した際に発症する。

・生命にかかわる病態であり、看護師の観察能力が重要である。身体の冷却と、大量の水分補給を行い、治療では、筋弛緩薬のダントロレンナトリウムの投与を実施する。


悪性症候群の看護

補液、電解質補液・・・38度以上の場合、脱水症状をきたしているため、補液を実施する。刺入部の観察、確実な輸液が出来る為の、点滴ルートの確保。

解熱・・・アイスノンや氷枕を、わきの下や鼠径部にあて冷やす。経口摂取が可能なら、冷たい飲み物を飲ませる。

バイタルチェック・・・血圧や脈は、症状の進行に合わせて上昇する。呼吸回数が増加すると、酸素吸入も必要になる。


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