術後の部屋に準備する物品看護実習の事前学習ノートに書くポイント 4選 / 【無理やあブログ】看護学生と看護師の為のブログ

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事前学習は、看護実習には提出が欠かせないものです。しかも・・なのに！！普段から何かしらの課題やレポート提出に追われる看護学生さん、この無理やあブログはその事前学習を仕上げるために活用できます。

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今回のテーマは『術後の部屋に準備する物品　看護実習の事前学習ノートに書くポイント　4選』です。

看護実習では、術前・術後の看護を学ぶ機会が多いと思います。今回は患者さんの術後の部屋に準備する物品について、事前学習にまとめやすいように簡単に記事にまとめました。

実習担当の看護師さんから、術後の必要物品やその根拠を聞かれたときに活用して下さい。

では、さっそくいきましょう！！

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帰室後の部屋に準備しておく物品
術後ベッドの準備
低温熱傷に注意
全身麻酔術後の脱水・口喝に注意
まとめ

帰室後の部屋に準備しておく物品

患者を手術室に送り出したあと、病棟看護師は患者のベッドや部屋に術後の必要物品を用意する。

①血圧計・体温計、パルスオキシメーターなど。　根拠：バイタルサイン測定のため。

②心電図モニター、心電図の送信機、電極シール。　根拠：心室細動や危険な不整脈、虚血性心疾患の早期発見のため。

③輸液ポンプと輸液セット。　根拠：持続点滴の正確な投与管理のため。

④間欠的空気圧迫装置本体、接続チューブ、左右のスリーブ（下腿用）　根拠：深部静脈血栓症・肺塞栓症予防のため。

⑤酸素マスクや鼻腔カニューレなど、酸素流量計と加湿器。　根拠：低酸素血症の予防と麻酔からの覚醒促進のため。

⑥一時吸引器、吸引チューブなど。　根拠：自力での痰喀出困難時に使用

⑦医療機器使用時用延長コード

⑧電気毛布　根拠：術後の保温のため。術直後は低体温になりやすく、低体温から生じる戦慄（シバリング）は酸素消費量を増加させ低酸素血症を引き起こすため。

⑨ゴム手袋　根拠：尿やドレーンなどの処理時の感染予防のため。

⑩ガーゼ・綿棒・ガーグルベースン・吸い呑み。　根拠：脱水で口喝を訴えられたら口腔内を湿らせる、口腔ケア、含嗽、万が一の嘔吐のときのため。

⑪ライン固定補助テープ　根拠：膀胱留置カテーテルや胃管などの固定のため。

⑫枕は使用しない　根拠：全身麻酔後の場合は、帰室後は気道確保のため。

⑬洗面具、ティッシュペーパー、下着、腹帯や胸帯の替え

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術後ベッドの準備

①シーツを新しいものに交換・防水シーツを敷く。　根拠：術創部・ドレーンからの出血・滲出液や膀胱留置カテーテル、包帯交換時などの汚染に備えるため。

②枕ははずしておく。　根拠：全身麻酔後の患者を迎えに行くときは、気道確保のため枕は外す。

③頭側にバスタオルを敷く。　根拠：麻酔薬や筋弛緩薬の副作用や手術侵襲による嘔気・嘔吐に備えるため。

④浴衣式の病衣にして平常よりワンサイズ大きめのものを広げて準備しておく。　根拠：浴衣式なら前面をはだけさせることが出来るので、全身の観察や各種の処置がしやすいため。また、着替えが容易で、ウエストを締め付けずに済み、膀胱留置カテーテルの屈曲を防ぐことができる。ワンサイズ大きめにするのは、疼痛・点滴・ドレーン挿入などのため体動しにくい患者が少しでも脱着しやすいようにするため。

⑤病衣の上には開胸術なら胸帯、開腹術であれば腹帯、膀胱留置カテーテルが入る場合はT字帯を広げておく。　根拠：胸帯や腹帯の目的は、創部にあてたガーゼの被覆・固定・保護と、創部を適度に圧迫固定するため。T字帯はパンツよりゆとりがあるため、膀胱留置カテーテルの屈曲も防ぐことができる。

⑥電気毛布または電気アンカや湯たんぽでベッドを温めておく。　根拠：術後は全身麻酔の影響などから一般的に患者の体温が低下するため。

⑦酸素吸入の準備　根拠：術直後は、創痛に伴う浅呼吸や、出血による貧血で低酸素症のおそれがあるため、その改善・予防、麻酔からの覚醒を促すため。