【口腔ケア】看護実習の事前学習ノートに書くベき口腔ケアのポイント

看護技術

こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。

この無理やあブログは、記事をそのまま書いてもらえば看護実習の事前学習ノートが仕上がるブログです。

事前学習は、看護実習には提出が欠かせないものです。しかも、普段から何かしらの課題やレポート提出に追われる看護学生さん、この無理やあブログはその事前学習を仕上げるために活用できます。

無理やあ!!事前学習・・無理やあ!!という看護学生さんは是非見て活用してください。

今回のテーマは『【口腔ケア】看護実習の事前学習ノートに書くべき口腔ケアのポイントです。

今回の記事では、口腔ケアの口腔について、口腔ケアの目的、口腔ケアの適応患者、口腔ケア実施における収集すべき情報、必要物品、前準備、口腔ケアの実際について書いています。

患者さんの口腔ケアは看護実習では計画立案する機会が多いと思います。校内実習でもします。その都度、事前学習ノートの提出も必至ですね。是非、今回の記事、事前学習に活用して下さい。

では、いきましょう!!

※あわせて読んで👇 『術前の看護(手術当日)事前学習のポイント・書き方 根拠付』

1 口腔について

・口腔は、呼吸器、消化器に通じる入口であり、唾液腺や耳腺も開口しており、感染源となりやすい。

・口腔内の汚染は、味覚にも影響を及ぼし食欲の低下にもつながる。

・口腔内の汚染は、口臭のもとになり、他人に不快感を与え、人間関係にも影響を及ぼす。

・口腔内の汚染は、、う歯や歯槽膿漏など歯科領域の疾患の原因となる。

2 口腔ケアの目的

・口腔内の細菌の繁殖を減少させ、全身性・局所性の感染防止をはかる。

・口臭を除去し、気分を爽快にするとともに、食欲の増進を図る。

・歯肉を刺激し、血液循環をよくし、歯槽膿漏を予防する。

3 口腔ケアの適応患者

・自力での歯磨きが困難な患者。

・自力で十分な口腔ケアができない患者。


4 口腔ケア実施における収集すべき情報

・患者の、意識状態・口腔内疾患・出血傾向・麻痺・開口障害・嚥下障害・経口摂取状態・安静度・自身の歯が総義歯なのか部分義歯なのかなどの理解度。

・患者がセルフケアが実施可能か、介助なら全介助か部分介助なのか。

・仰臥位での実施か、座位なのか。

・実施は、歯ブラシかスポンジブラシか、義歯のケアのどれで行うのか。

5 必要物品

含嗽が自力で出来る患者の場合

①歯ブラシ

②歯磨き粉

③口腔保湿剤

④水または微温湯を入れた吸い飲み→目的はうがいをするため。

⑤ガーグルベースン

⑥タオル1枚

⑦熱い蒸しタオル

⑧ティッシュペーパー

含嗽が自力で出来ない患者の場合

①口腔用綿棒またはスポンジブラシ

②微温湯または水を入れた吸い飲み1個

③ペンライトと舌圧子

④ガーグルベースン

⑤コップ1個

⑥タオル1枚

⑦熱い蒸しタオル


6 口腔ケアの前の準備

①患者に口腔ケアの必要性効果方法所要時間について説明し、同意を得る。

②必要物品を準備しベッドサイドに運ぶ。

③室温を調整し、カーテンを閉める。

④洗面所まで移動可能なら適した移動を行う。

7 口腔ケアの実際

自力で含嗽できる患者の場合(ベッド上で実施)

①患者が可能な側の側臥位にし、安楽な体位にする。

②顎の下から両肩部分をタオルで覆う。

③看護師は患者の口腔内が見える位置で介助する。

④手指衛生を行い、ディスポーザブル手袋を着用する。

含嗽を1回させる。 根拠:口腔内にたまっている食物残渣、分泌物を流すためと、口腔粘膜に潤いを与え、口唇、口角、粘膜の損傷を予防するため。

⑥歯ブラシを濡らし、歯磨き粉をつけ、患者へ渡す。

⑦患者が磨きにくい部分を介助して磨く。舌圧子とペンライトを使って口腔内を観察しながら行う。

⑧患者の口もとにガーグルベースンを置き、唾液や歯磨き粉を時折吐き出せるようにする。吐き出せる時は口角を指で下る。 根拠:誤嚥防止のため。

⑩磨き終わったら、顔を横に向け水を口に入れてもらい、吐き出してもらう。

⑪洗口のあとは、口唇の周囲をティッシュペーパーで拭く。

⑫ウォッシュクロスを湯に浸して絞り、口唇の周囲を拭く。

⑬患者を安楽な体位にする。

⑭使用した物品を下げる。

⑮看護師は手指衛生を行う。

⑯看護師は記録を行う。口腔内の状況、患者のADLなど。また看護計画立案している場合は、評価する。

自力で含嗽できない患者の場合(ベッド上で実施)

①患者が可能な側の側臥位にし、安楽な体位にする。

②顎の下から両肩部分をタオルで覆う。

③看護師は患者の口腔内が見える位置で介助する。

④手指衛生を行い、ディスポーザブル手袋を着用する。

⑤水に浸したスポンジブラシか綿棒で口腔内を湿らせ、同時に口腔内の食物残渣、分泌物を除去する。

⑦歯ブラシでブラッシングする。

・歯ブラシはペングリップで持つ。

・ブラッシングの方法には、スクラビング法、ローリング法、フォーンズ法、バス法がある。 (国試)

画像出典:歯ブラシの仕方 | 医療法人社団輝心会 新宿駅前ブラート歯科 (shinjyuku-dental.com)

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・歯ブラシは小さくて柔らかいものを選択する。

⑧綿棒かスポンジブラシで口腔内残渣、分泌物などによる汚れを除去する。

・綿棒やスポンジブラシは、舌や歯肉に密着させ回しながら汚れを拭き取る。

⑨終了したら手袋を外し、手指衛生を行う。

⑩口唇が乾燥していれば、リップクリームやワセリンを塗布する。

⑪患者を安楽な体位にする。

⑫使用した物品を片付ける。

⑬口腔内の残渣物、様子、患者のADLや反応、言動を記録する。


8 最後に

口腔ケアは病院での看護実習では、行動目標や看護計画の立案にもよく上がる項目です。そのため、目的や適応、手順、準備物をしっかり理解しましょう。今回の記事を、事前学習ノートに活かしてもらい安心して看護実習に臨んで下さい。

では、また!!


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