訪問看護の看護実習の事前学習ノートでの書き方とポイント11選 根拠付き 

精神科

こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。

このブログは、記事をそのまま書いてもらえれば看護実習の事前学習ノートが仕上がるブログです。

今回は、『訪問看護』についてです。訪問看護の看護師の役割や、その制度について、また訪問先での看護師としてのマナーなど、、まとめているので実習でも活かしてください。それでは行きましょう、今回のテーマ『訪問看護』!!

訪問看護

訪問看護の従事者と対象

・訪問看護ステーションには、看護師の常勤換算で2.5人以上が必要と決められている。管理者は、常勤の看護師保健師と定められている。(国試)

訪問看護の従事者

・訪問看護の従事者は➡看護師 准看護師 保健師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 

※「健康保険法」に基づく訪問看護では助産師も行うことができる。

・訪問看護とは、居宅要介護者などについて、その者の居宅において看護師その他、厚生労働省令で定める者により行われる療養上の世話又は必要な診療の補助とされている。厚生労働省令で定める者が訪問看護の従事者ということになる。


訪問看護の従事者

・訪問看護の対象者は➡高齢者 障害者 難病患者 訪問看護を利用している利用者の家族 

・訪問看護では、患者さんではなく利用者さんと呼称する。

訪問看護の役割

病状や障害の観察 清拭や洗髪などによる清潔の保持 食事介助 排泄ケア(摘便・浣腸・人工肛門の管理) 褥瘡の予防・処置 リハビリテーション ターミナルケア(終末期の疼痛管理・在宅での看取り) 認知症患者の看護 療養生活や介護方法の指導 カテーテルなどの医療機器の管理 呼吸管理(在宅酸素療法・人口呼吸器の管理) 服薬管理 その他医師の指示による医療処置 緊急時対応 家族への介護相談・支援 主治医や他機関との連絡・調整 など 

・利用者のライフスタイルを尊重し、QOLを高め、住み慣れた家で暮らし続けられるようにサポートする。根拠訪問看護師は利用者の生活全般にかかわるため役割は多数となる

・社会資源の情報を提供し、提案することも訪問看護師の役割である。しかし、あくまでも「提供、提案」であり、決定するのは本人とその家族である。

・訪問看護師は、利用者に起こるリスクのある問題に対し予測をし、防ぐために日頃から備えることも必要 根拠24時間看護師がいる病院とは違うため

他職種のスタッフに必要な情報を伝えたり、医師に連絡するタイミングを判断することも看護師の役割 根拠病院とは違い他職種が近くにいないため


訪問看護の保険制度について

医療保険制度(後期高齢者医療制度)と介護保険制度の両方から提供されている。

介護保険 回数制限 なし     適用限度額 あり(要介護度に応じて)

医療保険 回数制限 週3回まで  適用限度額 なし

頻回な訪問看護が必要な場合どうする

「厚生労働大臣が定める疾病等」に該当すれば、介護保険の利用者でも医療保険の利用者でもその人に必要な回数の訪問看護を受けることができる。 根拠介護保険の利用者の場合、末期の悪性腫瘍及び「厚生労働大臣が定める疾病等」に該当するか確認し、該当する場合は、介護保険ではなく、医療保険で訪問看護を利用できるようになるため。

厚生労働大臣が定める疾病等

末期の悪性腫瘍 多発性硬化症 重症筋無力症 スモン 筋委縮性側索硬化症 脊髄小脳変性症 ハンチントン病 進行性筋ジストロフィー症 パーキンソン病関連疾患【進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病(ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上であって生活機能障害度がⅡ度又はⅢのものに限る)】 多系統萎縮症(綿条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症及びシャイ・ドレーガー症候群) プリオン病 亜急性硬化性全脳炎 ライソゾーム病 副腎白質ジストロフィー 脊髄性筋萎縮症 球脊髄性筋萎縮症 慢性炎症性脱髄性多発神経炎 後天性免疫不全症候群 頸髄損傷 人工呼吸器を使用している状態 (国試)


訪問看護指示書

・まず、最初に医師の診察があり、医師の訪問看護指示書のもとに訪問看護を行うことを忘れてはならない 根拠看護師は医師の指示のもと、という法律に基づいている

訪問看護の実際

訪問看護の際の服装

・髪はまとめる 

・化粧は薄め 

・清潔感のある動きやすい服装 

・ネックレス・イヤリングなどは身に付けない 

・靴下は履き歩きやすい靴 

初回訪問時の注意点

運営規定の概要訪問看護師などの勤務体制重要事項などを記した文書を提示する。 根拠:利用者に訪問看護とはどのようなもので、どんなふうに役立つかを理解してもらうことが重要であるため。

緊急時の連絡方法を必ず確認しておく必要がある。


ケアの注意点

・セルフケアの支援では、できるだけ利用者の普段のやり方を尊重して方法を考え提案する。 根拠ケアの場所は利用者の自宅であるため。

・ケアの物品は、新聞紙・バスタオル・大きなビニール袋・点滴台の代わりにS字フックなど、日用品を代用する。 根拠一般家庭には病院にあるような医療機器はなく、また医療関連の資材は高価であり、経済的負担の軽減のため。

訪問先でのマナー

・服装、身だしなみはきちんと整える

・挨拶はしっかりとする

・不快だとおもうような行動はつつしむ


最後に

今回は訪問看護についてまとめました。保険制度など、少しなれないところや、病院でのケアとの違いがあると思います。

また、ケアの場が利用者さんの自宅であることから、利用者さんの生活環境やリズムに合わせることが重要ですね。

厚生労働大臣が定める疾病等は国試にも出題歴があるので理解しておきましょう。

この記事をみて、訪問看護の実習に活かしもらえればと思います。

では、また!!

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