術後数日してからの合併症を看護実習の事前学習ノートに書くべきポイント4選

周手術期の看護

こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。

この、無理やあブログは看護実習の事前学習を、記事を見てそのまま活用してもらえれば仕上がる様にしているブログです。

今回のテーマは、『術後数日してからの合併症を看護実習の事前学習ノートに書くべき5選』です。この記事を見てもらって、事前学習のノートにそのまま書き写せば、実習期間中の貴重な時間が確保できます。

ただでさえ、膨大な記録と課題を提出する実習期間中に、事前学習を教科書や参考書をひらいて書いていくのは本当に辛い作業でした。。(体験談)

なので、この無理やあブログをそのまま活用していただければ、実習中の睡眠時間も確保できます!

では、さっそくいきましょう、『術後数日してからの合併症を看護実習の事前学習ノートに書くべき5選』!!

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術後数日してから出現する合併症

・術後3日以上が経過すると、術後早期に起こるとされている合併症のリスクは低下していく。

・この時期は、複数の患者の情報からアセスメントを行い、引き続き起こりやすい術後合併症の予防と早期発見に努める必要がある。

術後せん妄

・術後の様々な要因により、術後2~5日後に急激に症状が現れる。

特に高齢者に多く、幻覚や妄想危険行動精神的興奮昼夜の逆転などが一過性にみられる。

・精神的興奮や異常行動によって安静が保持できないことで、術後回復が遅延する可能性もあるため注意が必要である。

・誘発原因としては、手術による不安麻酔薬の影響術後疼痛血液ガス異常電解質異常術後の環境等が考えられる。

術後せん妄の看護のポイント

・術前から不安の強い患者には傾聴や、寄り添うタッチングをするなど不安の軽減に努める。

・入院生活のなかで、休息睡眠がとれるように環境を整備する。

・危険行動でドレーンやチューブ類の事故抜去や、ベッドからの転落などにつながり治療の妨げになるため、患者の安全確保に努める。

腸閉塞

・術直後の麻酔や筋弛緩薬の影響、開腹手術による刺激等などによる消化管の蠕動運動の低下が術後2~3日以降まで続き、排ガスがなく、腹部膨満が増強する場合には麻痺性のイレウスが疑われるが、この腸管麻痺とは異なり、腸管が機械的・物理的に閉塞する術後の腸閉塞が術後3日目以降に出現することがある。

・原因は主に開腹手術の癒着

・腹腔内の癒着によって腸管内腔が癒着し腸閉塞が起こる。

腹部膨満腹痛嘔気・嘔吐排便が無くなるなどの症状が出現する。

・腹部エックス線撮影では、異常な腸管のガス像腸管の拡張二ボー像がみられる。

・既往に開腹手術帝王切開などがある場合は腸閉塞を起こしやすい。

腸閉塞の看護のポイント

・腹部症状を観察し、早期発見に努める。

離床を進め、術前の日常生活行動にできるだけ早く戻るよう努める。

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縫合不全

・術後に縫合部が十分に癒合せず、一部または全部が離開してしまう状態をいう。術後3日以降に発生する。

・局所的要因には、縫合部の血流障害、過度の緊張、内圧の上昇、感染、病変の残気などがある。

・全身的要因には、低酸素血症、低栄養、糖尿病、免疫の状態などが関係する。

・発熱、頻脈、白血球の増加、創痛、創部の発赤、腫脹、熱感、膿様の滲出液、ドレーンからの排液の性状の変化などがみられる。

縫合不全の看護のポイント

・術前から栄養状態を良好にするために食事調整を行う。

・術前から血糖コントロールを実施する。

・術後の酸素療法を確実に実施する。

創部ドレーンの排液の観察、バイタルサインや血液検査のチェックを行い早期発見に努める。

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術後感染

・術後に発生する感染症で30日以内に発症したものを術後感染症という。術後3~6日くらいに発生しやすい。

・手術操作が直接及ぶ部位に発症するものを手術部位感染と呼び、手術創部の感染、縫合不全、腹腔内感染などがある。

・手術部位以外に、カテーテル感染症、胆道感染症などがある。

・主な要因は術中開放となった消化菅、皮膚の常在細菌による術野の汚染。

術後感染の看護のポイント

・術後感染症の発症には、手術創がどれだけ細菌に摂食するかどうか大きく影響するため、創部の管理(ドレッシング材の種類や交換方法、ドレーンの取り扱い方など)が重要なポイント。

・手術創部以外に留置されているチューブ類や輸液を取り扱うときも清潔操作を徹底する。

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