精神科で使用する薬で看護実習の事前学習ノートに書くべき薬4選 根拠付

精神科

こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。

このブログは、記事をそのまま書いてもらえば看護実習の事前学習ノートが完成するブログです。

今回のテーマは精神科で使用する薬です。今回はその中でも抗うつ薬気分安定薬睡眠薬抗不安薬を取り上げました。それぞれの特徴や副作用、また看護のポイントなど、事前学習にそのまま使えるようにまとめました。是非活かして下さい!

それではいきましょう!今回のテーマは『精神科で使用する薬で看護実習の事前学習ノートに書くべき薬4選』です。  

※精神科で使用する薬 抗精神病薬につては下の画像から👇

抗うつ薬

・従来型の薬三環系抗うつ薬新規抗うつ薬といわれるグループに分けられる。

・現在、外来で第一選択薬として使われているのは、新規抗うつ薬である。

三環系抗うつ薬

・強力な抗うつ効果は期待できるが、抗コリン作用などの副作用が多い。

・抗コリン作用・・・尿閉便秘、口喝、眠気、めまい、起立性低血圧 

※入院を要する重症度の高いうつ病の場合、副作用に十分注意できる環境においては、強力な抗うつ効果を示す三環系抗うつ薬が使われることがある。


新規抗うつ薬

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

・SSRIとSNRIは三環系よりも抗コリン作用が少ない。副作用として、悪心嘔吐などの消化器症状があるが、多くは1週間ほどで収まる。

NaSSa(ノルアドレナリン作動性・特異的動作薬)

・NaSSaは、強力な抗うつ効果があり、鎮静作用も強い。抗コリン作用や消化器症状は少ないですが、眠気体重増加が問題となる。

※SSRIは抗不安作用があり、神経症性障害(パニック障害)などにも適応がある。まれな副作用として、セロトニン症候群がある。セロトニン症候群では、不安などの精神症状に加え、錐体外路症状や自律神経症状を生じる。

※セロトニン症候群とは,通常は薬物に関連した,中枢神経系におけるセロトニン作動活性の亢進によって生じる,生命を脅かす可能性のある病態である。 症状としては,精神状態の変化,高体温,自律神経および神経筋の活動亢進などがある。


抗うつ薬服用時の看護のポイント

・どの抗うつ薬にも、共通する注意点として、効果が現れるまでに、約2~4週間かかるため、患者へきちんと説明しておく必要がある。 根拠服薬を続けていてもなかなか効果がない場合、「一生なおらない」「薬が増えているのは病気が悪くなっているからだ」と考えるため。

確実な服薬ができる看護が必要。 根拠:服薬を突然やめることで、離脱症候群という、めまいや耳鳴り、悪心などさまざまな症状が出るリスクがあるため。

※統合失調症については下の画像から👇

気分安定薬

・使用する薬は炭酸リチウムカルバマゼピンバルプロ酸ナトリウム、ラモトリギンがある。

・カルバマゼピンやバルプロ酸ナトリウム、ラモトリギンはてんかん発作を抑える薬効があり、双極性障害の治療で使用される。

・炭酸リチウムはてんかんなどの脳波異常には禁忌である。

炭酸リチウム服用中は、定期的に血中濃度を調べ、血中の炭酸リチウムの濃度を調べる必要がある。根拠リチウム中毒が起こると意識障害けいれんが起こって死に至るリスクがある。


気分安定薬服用時の看護

生活のリズムを整える(睡眠、食事など) 根拠:躁状態の患者は生活リズムが悪く、夜間覚醒していることが多く、過活動状態であるため。

・睡眠を妨げる因子が見つかればできる限り調整する

正確な服薬の援助を行い、睡眠状況と薬物の効果を医師に報告する

・入眠前に軽い読書や好きな音楽を少し聴くことをすすめる

睡眠薬・抗不安薬

睡眠薬・抗不安薬の作用

・睡眠薬、抗不安薬にはベンゾジアゼピン系の薬(ジアゼパムなど)と、非ベンゾジアゼピン系の薬があり、標的は同じである。どちらも中枢神経のギャバ受容体(GABA:アミノ酪酸)の一部であるベンゾジアゼピン受容体に結合することで効果を発揮する。

・効果として、抗不安鎮静催眠抗けいれん筋弛緩がある。

睡眠薬・抗不安薬の副作用

・副作用として、血圧低下睡眠ふらつき注意力の低下身体運動機能の低下がある。また、大量の服薬は呼吸中枢の抑制が生じ、死に至ることがある。

・これらの薬は、服薬を中断すると離脱症状が出現することがある。また、不安不眠せん妄けいれんを起こすこともある。

睡眠薬・抗不安薬服用時の看護

・めまいやふらつき(筋弛緩)による転倒。 根拠睡眠薬として使用するため、副作用で眠気が出現するため。

・正しい量法・用法の説明と大量服薬の危険性を伝える。 根拠睡眠薬や抗不安薬には依存性があるため

・病室内の邪魔になるものや、転倒リスクになるものは整理整頓する。 根拠:ふらつき(筋弛緩)やめまいが副作用であるため。


最後に

今回は抗うつ薬、気分安定薬、睡眠薬・抗不安薬についてまとめました。それぞれの薬の特徴にあわせた、注意が必要です。

また、どんな副作用があるのか、それにあわせた環境調整をすることで患者さんの安全安楽な治療が継続できます。

実習で是非活かして下さい。

では、また!!

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