こんにちは。現役看護師の無理やあブログ管理者の無理やあです。
この無理やあブログは、記事をそのまま書けば看護実習の事前学習ノートが仕上がるブログです。
忙しすぎる看護学生さん・・実習以外でもレポート、臨地実習になると、日誌、記録、翌日の行動計画と目標、評価、カンファレンスの準備、計画によれば患者へのパンフレットの作成・・そして事前学習・・いや多すぎ!!(体験談)
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今回のテーマは『高血圧症』。高血圧症は、男女ともに通院者率のの最も高い原因疾患なので、実習でも高血圧患者に対する援助を行うと思います。
実習、事前学習に活かして下さい。
では、いきましょう!!『高血圧症』!!
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高血圧
高血圧とはなに???
・血圧の圧は、血管壁に加わる圧力のこと。
・血圧とは、血液の流れが血管(動脈)に与える圧力の大きさ。
・血圧=心拍出量×末梢血管抵抗で表される。つまり血管を変動させる要因は心拍出量と、末梢血管抵抗である。
・心拍出量とは、心臓から1分間に拍出される血液の量。1回拍出量と1分間の心拍数をかけて算出する。
・末梢血管抵抗とは、末梢血管にどれだけ血液が流れにくいかということで、この抵抗が強いほど、末梢に血液が流れにくくなる。
・収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上を高血圧という。
高血圧の合併症
・動脈硬化→冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)
・脳梗塞(多発性微小脳梗塞=ラクナ梗塞→脳血管性認知症)
・脳出血・くも膜下出血 根拠:絶えず血管壁に大きな圧力がかかっているため、血管壁が内側からの圧力に耐えられなくなり、血管が突然破れるため。
・大動脈解離
・腎障害
・慢性心不全、心房細動 根拠:血管が破れなくても、長期的に心臓に負担がかかり続けることから心肥大となるため。
収縮期と拡張期
・血圧を測定する時は、コロトコフ音を聴く。コロトコフ音とは、血液の流れが乱れている時に聞こえる音のこと。
・心臓が収縮した状態の血圧を収縮期血圧。最初にコロトコフ音が聴こえたとこ。
・心臓が拡張した状態の血圧を拡張期血圧。 音が消えたとこ。
・血圧を測定する時は、コロトコフ音を聴く。コロトコフ音とは、血液の流れが乱れている時に聞こえる音のこと。
・血管抵抗が一定で、心拍出量が多い場合→血圧は高くなる 血管抵抗が一定で、心拍出量が少ない場合→血圧は低くなる
・心拍出量が一定で、血管抵抗が高い場合→血圧は高くなる 心拍出量が一定で、血管抵抗が低い場合→ 血圧は低くなる
血圧測定のマンシェット
・血圧測定で用いるマンシェットの幅は、一般的には上腕周囲の40%程度とする。成人の場合は13~17㎝とする。
血圧測定時の状況と血圧の変化
①マンシェットの位置が心臓より高い 血圧低くなる 根拠:重力による血管内の静水圧の圧差で低くなるため
マンシェットの位置が心臓より低い 血圧高くなる 根拠:心臓より低い場合は、血管内の静水圧の圧差だけ高くなるため
②たくし上げた袖で上腕が締め付けられている 血圧低くなる
③マンシェットを減圧する速度が速すぎる 血圧低くなる
④マンシェットの巻き方がきつい 血圧低くなる 根拠:マンシェットに空気を入れる前から上腕を緊迫した状態となり、その分だけ血圧値は低くなるため
マンシェットの巻き方がゆるい 血圧高くなる 根拠:緩く巻きすぎると、加圧したときにマンシェットの中のゴム嚢が外方に膨れ、内部の上腕動脈を圧迫する加圧面積が減って十分圧迫することができなくなり、正しく巻いた時よりもさらに圧迫しないと、上腕動脈の血行がとまらずその結果、血圧値が高くなるため。
⑤マンシェットの幅が広い 血圧低くなる
マンシェットの幅が狭い 血圧高くなる
血圧の測定(水銀式血圧計・聴診器の場合)
①患者の上腕を十分に露出し、心臓と同じ高さにする
②上腕動脈の位置(上腕の内側)を確認してから指が1~2本分入る程度の強さでマンシェットを巻く
③聴診器を肘の上腕動脈の上に置く
④ゴム球のポンプで患者のふだんの血圧+20~30mmHg程度に加圧し、コロトコフ音が聴こえないことを確認する
⑤ゴム球のバルブをゆるめて1秒に2mmHgの速度で減圧し、コロトコフ音が聴こえ始めた点を最高血圧(=収縮期血圧)コロトコフ音が聴こえなくなった点を最低血圧(=拡張期血圧)とする
高血圧とホルモンの働き
・腎不全になると、腎臓に血液が流れなくなり、血圧上昇に関わるホルモンのレニンが上昇する。腎性高血圧という。
腎性高血圧
①腎臓そのものの狭窄による場合(腎実質性高血圧)
②腎動脈の狭窄などにより腎血流量が減少した場合にレニンの作用により血圧が上昇する(腎血管性高血圧)
・ホルモン分泌する臓器に異常が起こると血圧が変動する。これを内分泌性高血圧という。
高血圧症の食事指導
※(看護師が患者指導の際に重要)
・高血圧の基本は減塩食(ナトリウム制限)、高血圧の治療では1日あたり食塩6g未満に抑える 根拠:体液のナトリウム濃度が高いと、浸透圧の関係で水をひっぱり、循環血液量が増え、収縮期血圧も拡張期血圧も高くなってしまうため
高血圧症患者の生活習慣修正のポイント
①適正体重の維持 BMIで25未満を目指す
②食事 減塩:1日6g未満、野菜・果物・魚(魚油)の積極的摂取、コレステロールや飽和脂肪酸の摂取制限
③運動 心疾患のない高血圧患者が対象で、有酸素運動を毎日30分以上を目標に定期的に行う
④アルコール制限 1日の飲酒量を日本酒1合(エタノール換算で男性:20~30ml、女性10~20ml)以下とする
⑤禁煙 受動禁煙の防止も含めて、禁煙が推奨される
⑥その他 冬季は寒冷を避け、暖房や防寒に気を配る、風呂は38~42℃程度で5~10分間を目安とする、便秘を予防する
高血圧症の薬物療法
●カルシウム拮抗薬
・機序:血管の平滑筋の収縮に関わるCaの流入をブロックすることで血管収縮を抑えるため
・副作用:フラッシング(顔の発赤・ほてり)、頻脈
●ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
・機序:レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAA系)という昇圧系をブロックするため。レニンは腎臓から出る血管上昇に関わるホルモン。
・副作用:副作用は少ない、催奇形性(妊娠中の女性が薬物を服用したときに胎児に奇形が起こる危険性のこと)
●ACE阻害薬
・機序:RAA系を介する昇圧作用を抑える
・副作用:空咳、催奇形性
●利尿薬
・機序:ナトリウムを強制的に排泄させることにより、尿量を増加させて、循環血漿量を減少させる
・副作用:電解質異常(特に低カリウム血症)
●β遮断薬
・機序:β受容体とアドレナリンの結合を阻害し、アドレナリンの作用(心拍出量・心拍数の増加)を抑える
・副作用:徐脈 根拠:β遮断薬ではアドレナリンの作用を抑えるため、効きすぎると脈が少なくなるため 失神
最後に
高血圧は合併症も有するので、看護計画の立案時もこの記事を活かしてもらったら嬉しいです。
また、血圧測定は臨地実習では毎日行うものなので、血圧の上昇や低下など、根拠を理解して実施すれば、実習担当看護師からの根拠攻めを乗り切ることが出来ると思います。
今回は難しかった。。。
超簡単にまとめました。活かしてみてください。
では、また!!
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