小児看護実習の小児病棟での事前学習ノートに書くべきポイント 5選

小児看護

こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。

この無理やあブログは、記事をそのまま書いてもらえば看護実習の事前学習ノートが仕上がるブログです。

事前学習は、看護実習には提出が欠かせないものです。しかも・・なのに!!普段から何かしらの課題やレポート提出に追われる看護学生さん、この無理やあブログはその事前学習を仕上げるために活用できます。

無理やあ!!事前学習・・無理やあ!!という看護学生さんは是非見て活用してください。

今回のテーマは『小児看護実習の小児病棟での事前学習ノートに書くべきポイント 5選』です。

今回の記事では、思春期・小児病棟の安全対策・小児のバイタルサイン測定・プレパレーション・小児への与薬、について書いています。

小児実習は、小児の成長と発達を理解していることを前提として学ぶことが必要です。理解できていることで、受け持ち小児の看護計画も立案しやすいです。小児の成長と発達を理解しておくという事は、事前学習も必要なので、今回も簡単に記事にまとめました。

病院での小児実習、保健所での実習それぞれに活かすことが出来ると思います。

小児の成長と発達に関しては、国試でも多く出題しています。

では、さっそくいきましょう!!

※あわせて読んで👇 『小児看護実習の事前学習ノートに書くべきポイント』

1 思春期

思春期の身体の変化

・思春期は10歳~18歳頃で心身ともに大きな変化がある。

・思春期の子どもが入院した場合、カーテンを付けプライバシーを保護したり、診察時の肌の露出も最小限にするなどの配慮が必要。

・思春期には身長・体重が急激に増加し、身長増加のピークは男児は12歳~13歳頃、女児は10歳~12歳頃である。

・思春期の終わりには、骨端軟骨が軟骨から骨に変化し、骨端線に変わる。これを骨端線の閉鎖という。これにより、身長は伸びなくなる。

思春期の性成熟

・思春期の大きな特徴に性成熟がある。第二次性徴という。 根拠:下垂体から分泌された性腺刺激ホルモンが性腺に作用し、アンドロゲン(男性ホルモン)やエストロゲン(女性ホルモン)などの性ホルモンの分泌量が増加するため。

・女の子での第二次性徴は乳房の発育から始まる。

・男の子の第二次性徴は精巣の発育から始まる。

・女の子の方が男の子よりも早く性成熟が始まる。

第二次性徴

女児

・始まる時期:8~10歳頃

・変化の順番:乳房の発育(12~18歳頃まで続く)→陰毛・腋毛の発毛→初経(10~13歳頃)

男児

・始まる時期:10歳頃

・変化の順番:精巣(睾丸)の腫大→陰毛の発生・陰茎の発育・腋毛の発生→精通(13歳頃)

第二反抗期

・思春期では、両親から心理的に独立しようとする。心理的離乳という。

・心理的離乳とは、親や家族との関係が依存的な関係から対等な関係に変化し、精神的に自立することをいう。

・思春期は、依存と独立というアンビバレント(両価的)な自己像を確立させていく時期でもある。 (国試)


2 小児病棟の入院患児の安全対策

・小児ベッドに乳幼児がいる際は、転落防止の為必ず柵を上げておく必要がある。ベッド柵は一番高い位置(75㎝以上)にする。 根拠:児は常に成長しており、昨日出来なかったことが出来る様になるため転落のリスクがあるから。

・家族へは転落のリスクと対策を説明する。

・常に病棟内を整理整頓し清潔に保ち、医薬品や危険なものは児の手の届かないところに置くようにする。 根拠:子供は好奇心が旺盛で病棟にあるもをなんでも触って遊びたがるため。

3 小児のバイタルサイン測定

・小児はバイタルサイン測定時に啼泣すると、正確な値が測れない。

・小児のバイタルサイン測定の順番は、呼吸数心拍数体温血圧の順。 根拠:身体に直接触れて測定すると泣く可能性があるため。

・聴診器を使用する際は、事前に温めておく。 根拠:冷たいと驚いて心拍数が増加する可能性があるため。

呼吸数の基準値(回/分)

・新生児:40~60回/分

・乳児:30~40回/分

・幼児:20~30回/分

・学童:18~20回/分

小児の血圧の基準値(mmHg)

・新生児:60~90/30~50mmHg

・乳児:80~90/60mmHg

・幼児:90~100/60~65mmHg

・学童:100~110/60~70mmHg

・血圧は小さい子供ほど低く、脈拍も小さくなる。 根拠:心臓の拍動力が弱く血管の柔軟性も高いため。

マンシェットの幅

・3歳未満:幅5㎝

・3歳以上9歳未満:幅7~9㎝

・9歳以上:12㎝

小児の心拍数の基準値 (国試)

・新生児:120~160回/分

・乳児:100~120回/分

・幼児:90~110回/分

・学童:80~100回/分

小児の体温

・小児の体温は36.5~37.5℃

・小児は、最も環境の影響を受けずに正確な値が得られるのは、直腸検温である。 根拠:小児は、体重に比べて体表面積が大きい、代謝が盛ん、皮下組織・筋肉が薄い、汗腺の発育が不十分などの理由により、環境からの影響を受けやすくなるため。


4 プレパレーション

・プレパレーションとは、児に何のためにその処置や検査をするのか、時間はどれくらいか、どんな感覚を経験するのかなどを、事前に児に分かりやすい言葉で伝え、不安や恐怖心を取り除くこと。例えば、マンシェットを触らすなどの工夫。

・児に処置方法を選択してもらうことも有効である。 (国試)

・決して事実と違う事を説明したり、誤解を招くような表現を使ってはいけない。

絵本や、人形などさまざまなツールを用いたプレパレーションが大切。 余談:無理やあブログ管理者の無理やあは、小児実習ではレントゲンの説明でのプレパレーションでは、紙芝居を準備しました。

※画像出典:小児看護学プレパレーション| 聖マリアンナ医科大学看護専門学校 (marianna-u.ac.jp)

5 小児への与薬

・小児の薬にはシロップ散剤が多い。 根拠:医師は薬が過剰投与にならないように、子どもの体重・体表面積・年齢に合わせて薬の量を細かく調整するため、錠剤では調整が困難だから。

・小児は、副作用が出現してもうまく自分の異常を言葉で表現できない

・主な副作用は眠気、吐き気、動悸や胸痛、下痢や便秘、むくみ、発疹がある。

・錠剤やカプセルを飲み込めるようになるのは、5~6歳といわれている。

小児への与薬のこつ

・発達段階に合わせ、子供にも理解できるわかりやすい言葉を使い、服薬の理由を説明する。

味覚を工夫する。アイスクリームやヨーグルト、ジュースに混ぜることで飲みやすくなる。細菌では、専用のゼリーも市販されている。

・服薬できたら、必ず褒める。



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