こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。
この無理やあブログは、記事をそのまま書いてもらえば看護実習の事前学習ノートが仕上がるブログです。
事前学習は、看護実習には提出が欠かせないものです。しかも、普段から何かしらの課題やレポート提出に追われる看護学生さん、この無理やあブログはその事前学習を仕上げるために活用できます。
無理やあ!!事前学習・・無理やあ!!という看護学生さんは是非見て活用してください。
今回のテーマは『【コミュニケーション】看護実習の事前学習ノートに書く看護について』です。
今回の記事では、言語的コミュニケーション・非言語的コミュニケーション・実習におけるコミュニケーションの基本・コミュニケーション時の距離や位置関係・オープンクエスチョン・クローズドクエスチョン・説明する際のポイントについて書いています。
コミュニケーション・・看護実習では絶対しますよね。しますよね。というか患者さんとの関りを深めるうえで絶対に必要なことです。看護計画を立案するためには、コミュニケーションは絶対必要!さらに、基礎看護実習Ⅰでは、コミュニケーションが基本的目的でもあります。是非、今回の記事、事前学習に活用して下さい。
では、いきましょう!!
1 コミュニケーションとは
●コミュニケーションとは・・・
・個人と個人、個人と集団のあいだでの感情や思考などを、ことば、身振り、文字などを介して伝達すること、または伝達し合うことやその行為を意味する。
・手段としては言語的、非言語的なものがあり、言語的コミュニケーションは言語を媒介とするもの。
・非言語的コミュニケーションは言語以外の表情、態度、作動などを媒介とするもの。看護においては他者との関係づくりに重要な部分を占めている。
・コミュニケーションはある人(送り手)から他の人(受け手)へ特定の情報を伝達し、お互いの意思交感が行われる過程である。
・送り手のメッセージが受け手に伝わると同時に、受け手が反応してメッセージを送り手に伝え、相互交流(フィードバック)が行われる。このことに障害がなければ、患者の理解度の確認が容易になる。
言語的コミュニケーション (国試)
・言語でメッセージを伝える方法である。
・言葉を用いて話すことと、言葉を媒介にするとう意味から書くことも含まれる。 例)話し言葉、書き言葉(文字・手紙)
非言語的コミュニケーション(NVC) (国試)
・言語以外のものでメッセージを伝える方法である。
・英語のVerbalは「言葉による」という意味なため、NVCは言葉以外のコミュニケーションということになる。
例)声の調子、声の使い方(声の高低、声の強弱)、スピード、ボディーランゲージ(顔の表情、ゼスチャー、タッチング、目の動き)、対人距離、位置関係、姿勢、外観(服装、ヘアスタイル、化粧、装飾品など)
2 看護にとってのコミュニケーションの意義
●患者を認識し理解すること。
●患者との相互関係や信頼関係を築く。
●看護ケアの目標を達成するための手段となる。
・患者のニーズを把握し援助の必要性を見出す。
・実施している援助が適切であるか判断する。
・コミュニケーションそのものを援助として活用する。
3 実習におけるコミュニケーションの基本
まずは、必ず挨拶をして自己紹介をする
・患者へのファーストインプレッションが重要。
・実習中の学生であることをきちんと伝える。
・服装や身だしなみを整える。
・敬語を正しく使う。
プライバシーに配慮した環境を設定する
・多床室の場合、他の患者に気を遣って話せないこともあるので、面談室などを用意することも考慮する。
傾聴の姿勢で接する
・批判的または同情的な態度ではなく、共感的態度で接する。
・相づちや、うなづきなどの反応のサインを送る。
・患者との位置関係や目の高さに注意する。しゃがむなどする。
4 効果的なコミュニケーションの方法
聴くポイント
・患者のプライバシーを保てる静かで落ち着ける空間を準備する。実習ならホールの隅の方の席など。
・患者との距離や位置関係、目線の高さは相手と同じようになるようにする。下の図のように座ると、患者に威圧感を与えずにコミュニケーションがとれる。
出展:傾聴のポイント Lesson.04 – ∞(アンフィニ)| 日本看護連盟 (infini.fan)
・患者の話がわかりにくい時は、その都度確認する。 根拠:曖昧にしないため。
・患者が沈黙したり、話がうまく表現できなくても、ゆっくり待ち最後まで聴く。
・患者の非言語的表現を観察し、感情や心理状態を読み取る。
●聴き手は受容的・共感的態度を基本とする。
・共感の印として、相づち、うなずきなどの反応のサインを送る。
・相手の言葉を繰り返す。
・相手の話した内容を変えずに整理して言い換える。
・相手の気持ちに寄り添いながら励ます。
・安易に慰めず、まずは気持ちを受け止める。
・相手の話を勝手に解釈して意見を押し付けない。
・相手の話に反論や否定をしない。
質問のポイント
・あらかじめ質問の内容を整理しておく。
・質問内容は簡潔に表現し、質問の意図を明確に伝える。
・質問の方法を工夫する。
・外的条件への配慮をする。例)他者に聴かれたくない場合。
・先入観や固定観念にとらわれず、患者をありのままに受け入れる姿勢をもつ。
オープンクエスチョン (国試)
・相手が自由に答えられるもので、収集できる情報も多い。親密な関係を築きやすく、面接上の利点は多い。
例)「今日の予定は何かありますか?」
「趣味はなんですか?」
「今困っていることはなにですか?」
クローズドクエスチョン (国試)
・急いでいる時などは有効だが、患者との関係性の構築や収集できる情報は少ない。
・「はい」「いいえ」または「〇〇です」で答えられるような質問のこと。
例)「今朝は朝食を食べましたか?」
「読書は好きですか?」
「眠れましたか?」
5 説明する時のポイント
・あいさつ、自己紹介、相手を名前で呼ぶ、丁寧語・敬語を使う。
・説明する前に、患者に伝えたいことを明確にし、順序よく整理しておく。
・患者が落ち着いて説明が聴ける環境を整える。
・患者の関心の高いことから話し始める。
・専門用語は避け、多くの人に通用する言葉で具体的に説明する。
・声量、音量を調整し相手のペースに合わせる。
・話の途中でも患者に質問の機会をつくり、相互に食い違いが起こらないよう注意する。
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