こんにちは。無理やあブログ管理者の無理やあです。
この無理やあブログは、記事をそのまま書いてもらったら事前学習ノートが仕上がってしまうブログです。
2年次以降、特に忙しくなる看護学生さん。特に実習期間になると、睡眠時間確保の為に、血のにじむ努力が必要で。。そんな時に、実習のための事前学習。。ただでさえ毎日の記録、目標、看護計画、その評価、カンファレンスの準備・・・多すぎでしょ!!(体験談)
事前学習、教科書や参考書開いて書く必要あるんか!?と、嘆いていました。
そんな、看護学生さんの為の無理やあブログです。
今回のテーマ、『強迫性障害』。どんな疾患か、看護のポイントなど、事前学習にそのまま使えるようにまとめました。是非活かして下さい!それでは、いきましょう!今回のテーマは『強迫性障害』 。
強迫性障害とは
・強迫性障害は、強迫観念と強迫行為といった症状に特徴づけられる精神疾患で、強迫観念と強迫行為から成り立つ。
・強迫性障害には、自分で確認する「自己完結型」と、確認のために他人を巻き込む「巻き込み型」の2つのタイプがある。
・小児から壮年期までみられ、青年期に好発する。
・病識があること、不合理性を自覚しており、治療意欲があることが特徴ですが、重症化すると病識や不合理性の自覚もあいまいとなり、治療意欲も無くなる。うつ状態やその他の精神疾患を合併することも多く、注意して経過を観察することが必要である。
強迫観念とは
・自分の意思に反して嫌な考えにとらわれてしまう事を指す。
例:きちんと戸締りをしてきただろうか
例:汚いものを触って汚染されてしまったのではないか など
・このような、嫌な考えは誰にでも浮かぶが、通常はそれを気にせずに過ごすことができるのに対し、強迫性障害の患者は、このような嫌な考えにとらわれることが長く続くため、強い苦痛があったり生活に支障をきたす。
強迫行為とは
・不快な強迫観念を一時的にでも打ち消したり、振り払おうとしとて行う行為のこと。患者はばかばかしいとわかっていても、不安が強くなかなか強迫行為をやめることができない。
例:戸締りが気になって何度も家に戻ってしまう
例:不潔が気になって何時間も手を洗い続ける
強迫性障害の治療
薬物療法
・薬物療法としては、三環系抗うつ薬であるクロミプラミンが用いられていきましたが、現在では副作用の少ない選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を中心とした治療になっている。また、症状によっては抗不安薬や抗精神病薬を用いる場合もある。
・SSRIとは、抗不安作用があり、神経症性障害(パニック障害など)にも適応がある。まれな副作用として、セロトニン症候群がある。
・セロトニン症候群では、不安などの精神症状に加え、錐体外路症状や自律神経症状を生じる。副作用と思われる症状が出た場合には受診して医師に相談する必要がある。
精神療法
・精神療法としては、認知行動療法、支持的精神療法(カウンセリング)などがある。
・行動療法のひとつである、曝露反応妨害法では、患者を強迫観念を引き起こす刺激に曝露させ、強迫行為を行うことを禁止して(反応妨害)、不安や不快感に段階的に必要がないことを学習し、強迫行為を行わなくなるという方法である。
・現在では、SSRIを中心とする薬物療法と、認知行動療法を中心とする精神療法を組み合わせて治療していくことが一般的です。治療を開始して6か月程度で、多くの患者さんに症状の改善がみられる。環境の変化などにより、一時的に不安が強くなることもあるが、治療の継続が重要となる。
強迫性障害への看護
・こだわっている行動から気をそらし、ほかのことに興味がもてるように援助する。 根拠:強制的に手洗いをやめさせるということは、患者の不安の増強につながる可能性があるため
・患者のつらさを理解する。
・患者が少しでも楽になる方法を、さまざまな角度から一緒に見つけていく。 根拠:患者の辛さを理解し、具体的な方法を一緒に考えるその姿勢が必要なため
・強迫性障害は、患者の不安感がかなり強く、なかなか理解されにく疾患でもある。入院した患者にとって、看護師が自分の思いを理解する大事な存在となる。看護師が一緒に考えていくことが重要である。
最後に
今回は、強迫性障害についてまとめました。内容はかなり、短くまとめました。
強迫性障害は患者さん自身が、ばかばかしいと理解していてもやめられない症状が特徴的です。そんな辛い気持ちをしっかりと理解することが大切になります。
この、記事を活かして意識して患者さんへ関わって下さい。
次回も役に立てる記事をあげていきます。では、また!!
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