イレウスの看護実習の事前学習ノートでの書き方とポイント5.3選 根拠付

消化器系

こんにちは、無理やあブログ管理者の無理やあです。

うわ!明日の実習の事前学習するの忘れとった!!今から!!。。。教科書開くの・・ちょっとまって学校に忘れてるやん。。無理やあ。。イレウスのこと書かないかんのに。。

という、実習から帰宅して一回寝て起きた時に、こんな思いをしまくりの看護実習生の皆さん、この記事を見てもらえれば教科書を開かず、そのまま活用してもらえばすぐに、イレウスのことを書くことができます!

さぁ。。行きましょう!!

今回のテーマ『イレウス』

イレウスとは

・イレウスとは腸閉塞のこと。

・腸管の通過障害が発生することで、特に開腹手術後手術操作による腸管の癒着や麻痺などによって、イレウスのリスクは高まる。

・何らかの原因によって、腸管の通過障害(狭窄、閉塞、麻痺)が起こることをイレウスという。

イレウスの症状

腹痛や腹部膨満嘔気・嘔吐排ガス・排便の停止がみられる。これは術後の観察ポイントとして重要です。

・ちなみに、イレウスの場所が肛門に近いほど、腸管内にガスや体液が溜まりやすくなり、膨満感が強くなる。

・嘔吐や腸管内への水分貯留によって高度の脱水に陥ったり、腸管内で繁殖した細菌による毒素が原因で、菌血症を招くことがあり、処置が遅れると死亡する可能性がある

イレウスの種類

機械的イレウス

機械的イレウス・・・腸の内腔が閉塞されて起こる(多くはこっちで、その中でも腸管の癒着によるものが最多です

機械的イレウス(90%)(腸管の閉塞:あり 

・単純性(閉塞性)イレウス・・・腸管の血行不全なし 癒着、狭窄、閉塞

・複雑性(絞扼性)イレウス・・・腸管の血行不全あり 腸管の絞扼、捻転、腸重積、ヘルニア嵌頓

機能的イレウス

機能的イレウス・・・腸管に分布する神経の障害により腸内容物が停滞して起こる

機能的イレウス(腸管の閉塞:なし 

・麻痺性イレウス・・・腸管の動きが麻痺したもの

・けいれん性イレウス・・・腸管がけいれん性に収縮し通過障害を起こしたもの

・手術直後のイレウスでは、腸管の麻痺による麻痺性イレウスが多くみられる。

・長期的な術後イレウスの原因として最も多いのは、腸管の癒着によるも。根拠:手術により組織を縫合すると、その部分が徐々にくっついていくことで傷が治癒していく。しかし、その過程で本来はくっついてほしくない部分までくっついてしまうことがあり、これを癒着と呼び、このイレウスを癒着性イレウスと呼ぶ。癒着性イレウスは単純性(閉塞)イレウス。

イレウスで聞こえる金属音

・単純性イレウスでは、聴診により「ピキン」という金属音が確認できる。根拠:腸の動きが活発になることで、腸雑音が亢進するため。

・複雑性イレウスでは、血流の低下に伴って、腸雑音は徐々に低下・消失 根拠:複雑性イレウスでは腸管の血行不全があるため。

・麻痺性イレウスでは、多くはないが、腸蠕動音が聞こえなくなることがある

・イレウスを疑う際の観察として、聴診は重要である。

二ボー像

・腸管の内容物により、立位の腹部エックス線写真で二ボー像(鏡面像)が確認できる。

・二ボー像は腸管内の液体が白く、気体が黒く写ります。

イレウスの治療法

・イレウスチューブから挿入して、腸管の内容物を吸引する方法。

薬剤で腸の蠕動運動を改善する他に、手術で腸のつまりを改善する方法もある。

イレウスチューブでの吸引時の観察ポイント

・イレウスチューブを使用する場合は、

 排液の性状、脱水症状、チューブの閉塞、チューブ固定部の皮膚トラブルがないかの観察や吸引圧の確認が必要

イレウスのポイント

① 開腹手術後に起こりやすい

② 腸の通過障害により、排便・排ガスの停止腹部膨満感腹痛嘔吐

③ 立位の腹部エックス線写真で二ボー像(鏡面画像)が確認できる

イレウスの基本的なこと理解できましたか?そして、書くことできました?

今日も、患者さんの個別性を考えながら頑張ってください!応援してます!!!

いってらっしゃい。ではまた!

個別性についての記事も書きたいな。

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